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「良かれと思ったケア」が逆効果に?!そのシミ、実は「肝斑」かもしれません

 

肝斑

「シミが気になってきたから、クリニックでレーザーを当ててパッと取ってしまおう」

そう考えて、予約をしようとしていませんか?

実はその「シミ=レーザーで取る」という思い込みが、取り返しのつかない肌トラブルを招く可能性があります。あなたのそのシミは、ただのシミではなく「肝斑(かんぱん)」かもしれないからです。

1. 「良かれと思ったケア」が悲劇を招く理由

一般的に「シミ」と呼ばれる老人性色素斑には、レーザー治療が有効な場合が多いです。しかし、すべてのシミにレーザーが効くわけではありません。

特に注意が必要なのが「肝斑」です。

肝斑に対して、通常のシミと同じ感覚で強いレーザーやIPL(光治療)を当ててしまうと、かえって症状が悪化するリスクがあります。

【実際にあった失敗例】

  1.         普通のシミだと思って強いレーザーを当てた結果、刺激によって炎症が起き、逆に色素沈着が濃くなってしまった(炎症後色素沈着)。
  2.         レーザートーニングなどをやりすぎた結果、一部の色素が抜け落ちて「白斑(白抜け)」になってしまい、元に戻らなくなる。

「早く治したい」という焦りが、かえって治療を長引かせてしまうことがあります。

2. 鏡を見てチェック!「肝斑」の3大特徴

自分のシミが肝斑かどうか、まずは鏡を見てチェックしてみましょう。肝斑には特徴的な3つのサインがあります。

特徴1:左右対称(頬骨のあたりにモヤッと広がる)

肝斑

肝斑の最大の特徴は、顔の左右に対称的に現れることです。
特に頬骨の高い位置、額、鼻の下(口周り)などに好発します。目の周囲だけ色が抜けたように白く残るのも、典型的な肝斑の特徴です。

特徴2:境界線が曖昧(普通のシミはくっきり、肝斑は筆でぼかしたよう)

肝斑

一般的なシミ(老人性色素斑)は境界がはっきりしており、ペンで形を囲めるようなものが多いです。
一方、肝斑は地図状や網目状に広がり、境界が不明瞭です。筆でぼかしたような「モヤッ」とした見た目をしています。

特徴330代〜50代で発症・変動(ホルモンバランスで濃さが変わる)

肝斑は30代〜40代の女性に多く発症し、閉経後の高齢になると自然に薄くなる傾向があります。

妊娠や経口避妊薬の使用、ホルモンバランスの乱れが発症のきっかけになることが多く、ストレスや睡眠不足、紫外線量によって色の濃さが変動するのも特徴です。

3. なぜ見極めが命なのか

なぜ種類の見極めが重要なのでしょうか。それは、普通のシミと肝斑では治療のアプローチが「真逆」だからです。

普通のシミ(老人性色素斑など)

レーザーで異常な色素細胞を破壊する「焼いて取る」治療が一般的です。

肝斑

皮膚が慢性的な「炎症」を起こしている状態に近いと考えられています。そのため、刺激を与えずに「鎮める」ことが重要です。

炎症を起こしている肝斑に強いレーザーを当てることは、いわば「火に油を注ぐ」ようなものです。肝斑治療の基本は、トラネキサム酸の内服などで身体の内側から炎症やメラニン生成の指令をブロックし、肌を擦らないスキンケアを徹底して、炎症を鎮静化させることです。

4. 自己判断は禁物。まずはプロの「肌診断」へ

頬骨周辺のシミは、肝斑だけでなく、後天性真皮メラノーシス(ADM)や老人性色素斑が混在していることも多く、皮膚科専門医でも見極めが難しい場合があります。
自己判断で間違ったケアを続けると、時間とお金を浪費するだけでなく、肌を傷つけてしまう可能性があります。

まずは信頼できるクリニックで医師の診察を受け、自分のシミのタイプを正しく診断してもらうことこそが、美肌への最短かつ最安のルートです。


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