目の下の脱脂は、目元のふくらみやクマの改善を目指す治療です。「目元の脱脂術とはどんな施術?」「自分に合っているか心配……」と不安を抱える方もいるでしょう。今回は、目元の脱脂術における効果や注意点を徹底解説。体への負担に配慮した施術の紹介のほか、ダウンタイムや術後の経過に関する質問もまとめました。「目の下の脱脂で失敗した!」と後悔しないために、正しい知識を身につけたい方は、ぜひご一読ください。
目の下の脱脂とは?基本情報をチェック
まずは、目の下の脱脂の基本情報として、施術内容や目元の悩みの原因について見ていきましょう。
目の下の脱脂「経結膜脱脂術」とは?

目の下の脱脂は、主にクマ取りや目元のふくらみの軽減を目的とした施術です。目の下の脱脂を行う方法の1つに「経結膜脱脂術」があります。経結膜脱脂術は、目の下が突出する原因となっている脂肪を、主に下まぶたの裏側の粘膜=結膜側から取り除きます。
施術時間は30~40分と比較的短いため、忙しい方でも施術を検討しやすいところが特徴です。ダウンタイムが短い傾向にある点もメリットでしょう。
目の下のふくらみや黒クマができる原因
目の下のふくらみは、眼窩脂肪(がんかしぼう)が押し出されることが原因で生じます。目を守るクッションのような働きを担っているのが眼窩脂肪です。眼窩脂肪は、下部にある眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる筋肉によって支えられています。加齢により眼輪筋が衰えることで眼窩脂肪が押し出され、目元にふくらみやたるみが生じるのです。目の下のふくらみやたるみが影となり、黒っぽく見えている状態が黒クマです。
目の下の脱脂で得られる3つの効果とメリット

目の下の脱脂で期待できる効果およびメリットは、大きく3つあります。詳しく見ていきましょう。
疲れた印象を与える黒クマを軽減する
目の下のふくらみは、黒クマの原因になるだけでなく、見た目の印象に大きく影響します。疲れた印象や実年齢より年上に見えることにもつながりかねません。
目の下の脱脂を行い、脂肪による目元のふくらみやたるみを改善することで、黒クマの軽減を図れます。余分な脂肪を取り除くことにより、スッキリとした目元を演出でき、若々しい印象につながるでしょう。
表面に傷痕が残りにくい
経結膜脱脂術による目の下の脱脂は、皮膚の切開を伴いません。下まぶたの裏の結膜に小さな穴を開けて余分な脂肪を取り除くため、外から見える部分に傷痕が残りにくい点が大きなメリットです。縫合および術後の抜糸も必要ありません。
切開を伴わないことから、術後の回復が比較的早く、ダウンタイムが短いところもポイント。美容医療を受けたことを周囲に知られにくいでしょう。自然な仕上がりを求める方にも向いています。
脂肪を取り除くことで効果が持続しやすい
目の下の脱脂術では、目元のふくらみや黒クマの原因となる脂肪細胞そのものを除去します。一度の施術で効果を実感できるだけでなく、持続しやすい点が魅力です。加えて、一度脂肪を取り除いているため、目元のふくらみが術後に再発する可能性も低いでしょう。目元の悩みの根本的な改善を目指せることが、経結膜脱脂術のメリットです。
施術前に知っておきたい目の下の脱脂のリスクとデメリット
メリットが豊富な目の下の脱脂ですが、リスクもあります。目の下の脱脂を行うデメリットを施術前に押さえておきましょう。
ダウンタイム中の腫れや内出血
ダウンタイムの短さが魅力の経結膜脱脂術。とはいえ、目の下の脱脂後は、ダウンタイム中に腫れや内出血が生じる場合があります。腫れや内出血の症状は術後2~3日ほどでピークを迎え、数週間で目立ちにくくなるでしょう。
目の下の脱脂後、腫れや内出血といったダウンタイム中の症状を軽減したい場合は、ジェルタイプのやわらかい保冷剤などを使い、患部を冷やします。タオルやガーゼを使い、皮膚を直接冷やさないようにします。冷やしすぎが逆効果になることもあるため、注意しましょう。
仕上がりが理想と異なるケースがある
クマの原因によっては、理想の仕上がりにならない可能性があります。目の下の脱脂により改善を図りやすい症状は、眼窩脂肪の突出が原因の黒クマです。皮膚の薄さや血行不良が原因の青クマや、色素沈着による茶クマの場合、目の下の脱脂を行っても納得できる仕上がりにならないこともあるでしょう。解決方法に目の下の脱脂が適しているか、クマの原因を見極めることが大切です。
また、加齢による肌のたるみが著しい場合、脂肪を取った際に皮膚が余る可能性も否定できません。目の下の脱脂後に目元が窪んだ、あるいは黒くなったと感じるときは、ヒアルロン酸注入や脂肪注入など、追加の治療を検討する必要があるでしょう。
感染症などの合併症の可能性
経結膜脱脂術による目の下の脱脂後、まれに感染症や血腫、白目がむくむ結膜浮腫などの合併症が生じるリスクがあります。極めてまれですが、角膜や視神経に影響を及ぼすリスクもゼロではありません。
美容医療を受ける際は、合併症のリスクを念頭に置き、十分に検討しましょう。また、不安な点や術後のアフターケアなどについて、事前に医師やクリニックに確認しておくことも大切です。
アエルクリニックの目の下の脱脂の特徴

AELLE CLINIC(アエルクリニック)で行っている目の下の脱脂には、通常の経結膜脱脂術のほか、4Dクマ取り®︎術があります。いずれも、体への負担軽減を第一に考慮した治療方法です。
通常の経結膜脱脂術と4Dクマ取り®︎術の大きな違いは、摘出する脂肪の塊の数です。一般的に経結膜脱脂術では、目袋に入っている3つの脂肪の塊を摘出します。一方、4Dクマ取り®︎術は、3つの塊に加え、目尻側にある脂肪も取り除く点が特徴です。これにより、術後の目の下の窪みが目立ちにくくなります。
目尻側までのシャープなラインの涙袋が得られたり、目の開きが良くなったりと、パッチリとした印象の目元が叶うでしょう。4Dクマ取り®︎術は、将来的な目元のふくらみ予防にもつながります。ヒアルロン酸や脂肪を注入する必要がなく、目の下の脱脂だけで、理想の仕上がりを目指せる点が魅力です。
▼アエルクリニックのクマ取り施術ページはこちら
美容外科
目の下の脱脂にまつわるよくある質問

目の下の脱脂を検討する中で、後悔しないよう「ダウンタイムは?10年後はどうなっている?」とブログやコラムなどから情報をお探しの方は多いでしょう。「目の下のたるみ取り・クマ取りに失敗したらどうしよう…」と症例画像をチェックした方もいるかもしれません。最後に、目の下の脱脂における痛みやダウンタイム、術後の経過に関するよくある質問をまとめました。
Q痛みはどのくらい?
A皮膚の切開は伴いませんが、結膜に穴を開けるため、施術時は局所麻酔および静脈麻酔を使用します。施術時の痛みを心配する必要はありません。施術後、麻酔が切れたあと1週間前後は痛みを感じる可能性がありますが、時間の経過とともに軽快します。
Q効果はどのくらい続く?再発する可能性はある?
A経結膜脱脂術の場合、施術部位の経過が良ければ、目の下の脱脂から10年後も効果が持続している可能性は十分あります。目の下の脱脂は脂肪細胞自体を取り除くため、効果の持続性の高さが特徴です。きちんと脂肪細胞を除去できていれば、再発する可能性も低いでしょう。
ただし、体重増加に伴い、目の下の脱脂を行った際に取り残した脂肪細胞が大きくなった場合は、再手術が必要になることもあります。
Q目の下の脱脂後に窪んだりシワが増えたりしない?
A肌のたるみが著しい場合、目の下の脱脂後に、窪みやシワが生じる可能性はゼロではありません。しかし、目の下のたるみが気になる場合も、皮膚は適度な弾力を維持していることが一般的です。脱脂術は、40~50代の方で「目の下のたるみ取りをしたいけれど、後悔したくない」とお悩みの方にもぴったりです。60代までの方なら術後自然に皮膚が収縮するため、窪みやシワが気になる可能性は少ないでしょう。
70代以降の方で皮膚のたるみが目立つ場合も、目の下の脱脂のほかに追加で治療を行うことで、理想の仕上がりが目指せます。
Q仕事は施術後いつから再開できる?
A個人差もありますが、目の下の脱脂を行ったあと、数日から1週間後には仕事復帰が叶うでしょう。経結膜脱脂術はダウンタイムが比較的短い点が特徴です。施術から2~3日後には腫れのピークを迎え、1週間後には症状が目立たなくなります。仕事内容にもよりますが、翌日から再開する方もいます。
目の下の脱脂で後悔しないために自分に合う負担に配慮された施術を選ぼう
目の下の脱脂では、黒クマや目元のふくらみの改善を目指せます。傷痕が目立ちにくいことやダウンタイムの短さ、効果の持続性が魅力です。施術を受ける際は、自身の症状の改善に適している方法か検討し、合併症のリスクも十分に考慮しましょう。アエルクリニックでは体への負担に配慮した施術にこだわっています。スッキリとした若々しい目元を手に入れたい方は、ぜひご相談ください。
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【施術の内容】経結膜下脱脂術(4Dクマ取り®︎術)
【施術期間・施術回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります
【費用】¥264,000~¥374,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です
【リスク・副作用等】腫れ・痛み:2日~1週間程度、内出血:1~2週間程度など