
「肝斑は女性ホルモンの影響だから、閉経すれば自然に消えるらしい」
そんな噂を耳にして、日々のケアを中断したり、治療をためらったりしていませんか?
確かに、肝斑とホルモンバランスには深い関係があります。しかし、「ただ待っているだけ」では、取り返しのつかない「肌のくすみ」や「濃いシミの定着」を招くリスクがあります。
肝斑と閉経の真実の関係、そして自己判断で「放置することの怖さ」について、医学的な背景を交えて解説します。
【結論】肝斑は閉経すると消える?噂の「嘘とホント」
結論から言うと、閉経によって肝斑は薄くなる傾向にありますが、「誰でもきれいに消える」わけではありません。まずはそのメカニズムを正しく理解しましょう。
ウソ(誤解):すべての肝斑が「完全に消滅する」わけではない
しかし、「閉経=即座に完治」とは限りません。
肝斑の原因はホルモンだけではなく、長年の紫外線ダメージや慢性的な炎症が複雑に絡み合っています。
閉経を迎えても、過去の炎症で沈着した色素がそのまま残るケースは少なくありません。また、70代以降で薄くなる可能性があるとしても、それまでの長い期間、顔の広範囲に広がるシミを放置することは、精神的にも美容的にも大きなマイナスとなってしまいます。
ここが怖い!「自然治癒」を信じて放置する3つのリスク
「そのうち消えるから」と放置することには、思わぬ落とし穴があります。特に50代前後の肌には注意が必要です。
リスク①:実は「肝斑」ではない可能性がある(合併症の罠)
30代〜50代は、肝斑だけでなく以下のシミが混在しやすい時期です。
・老人性色素斑(紫外線ジミ)
・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
特にADMは20〜40代で発症し、肝斑と非常に似た「両側性の色素斑」を作りますが、これは真皮(皮膚の深い層)の病変であり、自然に消えることは絶対にありません。
「肝斑だと思って閉経まで待っていたら、実は自然治癒しないADMや紫外線ジミで、放置した年月の分だけ濃く定着してしまった」というケースは後を絶ちません。
リスク②:日々の「摩擦・紫外線」で色素沈着が固定化する
肝斑を悪化させる最大の要因の一つが、洗顔やメイクによる「顔の擦りすぎ(摩擦)」です。
たとえホルモンバランスが落ち着いたとしても、日々のスキンケアで肌を擦り続けていれば、物理的な刺激によって皮膚のバリアが破壊されます。その結果、慢性的な炎症(炎症後色素沈着)として、肝斑が肌に居座り続けてしまうのです。
リスク③:肌全体の「くすみ・透明感不足」が加速する
肝斑の正体の一つは、「真皮(肌の土台)の老化」であるという研究報告もあります。
肝斑を「ただのシミ」と捉えて放置することは、肌内部の老化サインを見逃すことと同義です。適切なケアを行わずに閉経後を迎えると、シミだけでなく肌全体のくすみやハリ不足が進行し、一気に老けた印象を与えてしまいます。
推奨!閉経前後におすすめの「守りのケア」
攻めのレーザー治療などが怖い方でも、これだけはやってほしい「守り」の鉄則をご紹介します。これ以上濃くしないために、今日から実践できることばかりです。
1. 徹底した「摩擦レス」洗顔

肝斑ケアにおいて最も重要なのは、物理的な刺激を与えないことです。
―洗顔料はテニスボール大にしっかりと泡立てる
―手と肌が直接触れないように「泡の弾力」で洗う―すすぎやタオルドライも優しく押さえるように
また、使用する化粧品の種類を減らして「肌に触れる回数そのものを減らす」ことも非常に有効です。
3. 紫外線対策は「365日」
紫外線は肝斑の確実な増悪因子です。閉経後も紫外線は肌を老化させ続けます。
日焼け止めの効果は2〜3時間しか持続しません。こまめな塗り直しや、日傘・帽子・サングラスなどの物理的遮光を徹底することが、将来の肌を守るカギとなります。
セルフチェック:あなたのシミは「待てば薄くなる」タイプ?
鏡を見て、あなたのシミの特徴をチェックしてみましょう。

チェック1:頬骨に沿って左右対称にある
可能性が高いシミ:肝斑
対処法:摩擦レス・内服薬・UVケア

チェック2:形がもわっとしていて境界線が不明瞭(筆でぼかしたよう)
可能性が高いシミ:肝斑
対処法:ペンで形を囲めないのが特徴です。

チェック3:丸くて境界線がくっきりしている
可能性が高いシミ:老人性色素斑(紫外線ジミ)
対処法:待っていても消えません。レーザー治療などが有効です。

チェック4:灰色や青みを帯びている
可能性が高いシミ:ADMなど
対処法:自然には消えません。専門医の診断が必要です。
※肝斑とADMが重なっているケースも多く、専門医でも鑑別が難しい場合があります。最終的な診断は必ずクリニックでしてもらうようにしましょう。
正しい「敵」を知ることが美肌への最短ルート
閉経によって肝斑が薄くなる可能性は高いですが、「完治」する保証はなく、他のシミと混同しているリスクも多々あります。
「消えるのをただ待つ」のではなく、「今以上に濃くしない」ための摩擦レスケアや紫外線対策を続けることが、50代・60代の美しい素肌につながります。
まずは自分のシミが本当に肝斑なのか、クリニックで正確に診断してもらうことから始めましょう。
費用について
トラネキサム酸250㎎ 90錠(1か月)会員料金/2,200円 通常料金/3,300円
トラネキサム酸500㎎ 60錠(1か月)会員料金/2,500円 通常料金/3,300円
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