目の下のたるみ取りのダウンタイムについて、気になる方も多いのではないでしょうか。年齢を重ねるにつれて気になる目の下のたるみ。今回は、目の下のたるみ取りに用いられる4つの施術方法とダウンタイムについて詳しくご紹介します。さらに、ダウンタイム症状を長引かせないためのコツも解説します。目の下のたるみ取りをやってみたいという方は、最後までチェックしてください。
気になる目の下のたるみ…どんな施術方法があるの?
初めに、目の下にたるみが生じる原因と代表的な施術について詳しく解説します。
目の下のたるみができる原因とは
目の下にたるみができる原因は、主に肌のハリや弾力の低下です。紫外線ダメージや加齢によって、肌を構築するコラーゲンやエラスチンが減少。潤いやハリの乏しい肌になってしまいます。その結果、眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる目の周りの脂肪が重力によって突出し、目元がたるんでしまうのです。また、目の下がたるむことで皮膚に影ができ、黒クマが生じることもあります。黒クマは、たるみをさらに目立たせるため、注意が必要です。
さらに、目元の筋力の低下も原因の1つです。目元には、眼窩脂肪を支える眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる筋肉があります。加齢によって眼輪筋が低下すると、今まで支えられていた眼窩脂肪が前にせり出してしまい目元がたるんだ印象になります。
代表的な4つのたるみ取り施術
目の下のたるみ取りの施術は、主に以下の4つです。
経結膜脱脂術
経結膜脱脂術とは、下まぶたの裏側(結膜側)を切開して目の下のたるみを取り除く施術です。皮膚の表面は切らないため傷痕が目立ちにくく、術後の経過も穏やかという特徴があります。
表ハムラ法
表ハムラ法は、下まぶたの皮膚を切開して余分な眼窩脂肪をへこんでいる部分へ移動させる施術。余分な皮膚を同時に取り除けますが、皮膚表面を切るため副作用やリスクが大きくなりやすいでしょう。
裏ハムラ法
裏ハムラ法は、表ハムラ法同様に眼窩脂肪を移動する施術ですが、切開する箇所が異なり、結膜側からアプローチします。傷痕が目立ちにくい一方で、メスを入れるため負担は少なくないでしょう。
脂肪注入
脂肪注入とは、患者さま自身の脂肪細胞を下まぶたのくぼみに注入する施術です。加齢による目の下のたるみや黒クマが気になる場合に選ばれやすく、ふっくらした目元を目指せるでしょう。他の施術と組み合わせて行われることもあります。
【目の下のたるみ取り】施術方法別:ダウンタイムの期間と症状
目の下のたるみ取りを検討する際に「ダウンタイム中はどれくらい腫れるの?」「いつまで続く?」と経過を不安に思う方も少なくありません。ここでは、目の下のたるみ取りの施術ごとに、ダウンタイムの症状や期間を見ていきましょう。
経結膜脱脂術
下まぶたの裏側を切開する経結膜脱脂術は、1~2週間ほどのダウンタイムが発生します。代表的な症状は、腫れや内出血です。脂肪を取り除く際に血管や周辺組織が影響を受けるため、施術直後は目の下に腫れや内出血が生じやすくなるでしょう。また、麻酔が切れると、目の周辺に痛みが生じることも。鎮痛剤を使用して、安静にすると和らげられるでしょう。
腫れや内出血、痛みの強さには個人差がありますが、徐々に落ち着きます。目の下のたるみ取りで切開をする施術の中では、比較的ダウンタイムが短いでしょう。
アエルクリニックでは、目元の4ヶ所から脂肪を取り除く4Dクマ取り®術を行っています。仕上がりだけでなく、患者さまの負担軽減に尽力したこだわりの施術を提供しているため、腫れや痛みの目安は2日~1週間程度、内出血は1~2週間程度です。アエルクリニックの4Dクマ取り®術について気になる方は、カウンセリングでご相談ください。
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表ハムラ法
表ハムラ法では皮膚の表面を切開するため、ダウンタイムが長い傾向にあります。腫れや痛みは1週間程度、内出血は1~2週間ほど続き、徐々に落ち着きます。しかし、ダウンタイムの症状には個人差があり、完全に落ち着くまで数ヶ月かかった症例もあるため、あくまでも目安の期間です。
また、術後1週間で抜糸が必要で、傷痕が目立たなくなるまでに6ヶ月程度かかる場合も。加えて、涙袋がなくなるリスクが存在します。表ハムラ法を受ける際は、ダウンタイムが長く続くことを頭に入れておきましょう。
裏ハムラ法
裏ハムラ法は、目元の内出血や腫れといった目立つ症状が1~2週間程度続きます。内出血は黄色っぽく変化していき、メイクやマスクで隠れる程度に落ち着くでしょう。また、麻酔が切れた後から術後2~3日をピークに、施術部位に痛みを感じます。痛み止めを服用すると、症状を緩和できるでしょう。
術後1ヶ月で状態はある程度安定しますが、この頃から脂肪が定着するためにしこりのように固くなることも。しこりが完全に目立たなくなるまでは、長い方だと半年ほどかかる可能性があります。
脂肪注入
目の下のたるみ取りで用いられる脂肪注入では、脂肪を吸引した部分と注入した部分の両方でダウンタイムが生じます。多くの場合、太ももの内側の脂肪が使われ、吸引部位の周辺に内出血や鈍い痛みが生じるでしょう。また、注入した側の目元も、術後3日をピークに腫れや内出血が目立ちますが、1週間ほど経過すると次第に症状が落ち着きます。
ただし、吸引量や個々の状態によってダウンタイム期間は前後するため、余裕をもったスケジュール調整をしてください。
目の下のたるみ取りのダウンタイムを長引かせない過ごし方
続いて、目の下のたるみ取り後のダウンタイムを短縮する効果が期待できる方法について見ていきましょう。
保冷剤でしっかり冷やす
目の下のたるみ取り後のダウンタイム中は、施術部位を冷やすことが推奨されます。とくに、術後3日間は腫れや内出血が悪化しないように、目の周辺をこまめに冷やしましょう。
なお、施術部位に氷を直接当てるのではなく、タオルやガーゼに包むのがポイントです。また、長時間冷やすと逆効果になる可能性があるため、10~15分の短時間で終わらせるようにしましょう。
血行を良くする行動は控える
飲酒や激しい運動といった血行を良くする行動は、腫れを悪化させるリスクがあります。手術当日や翌日は、できるだけリラックスした環境で安静に過ごしましょう。スマートフォンの見過ぎにも注意が必要です。
また、クッションなどを使用して上半身を高くした姿勢で過ごすと、腫れの軽減につながります。長時間の入浴も血液循環を促進するため、湯船には浸からずシャワーで済ませるようにしましょう。
処方された薬を正しく服用・塗布する
目の下のたるみ取りの施術後は、痛み止めや腫れを抑える漢方薬、炎症に働きかける目薬などが処方されます。処方された薬は用法・用量を守って使用しましょう。なお、薬を正しく使用しても強い痛みや腫れが引かない場合は、感染症を引き起こしている可能性があります。受診して医師の判断を仰ぐようにしましょう。
紫外線対策と保湿を徹底する
目元のたるみ取りを行った後は、皮膚が敏感になっています。丁寧に保湿をして、乾燥による刺激を与えないように注意しましょう。処方された保湿剤や肌に優しいクリームを使うのがポイントです。
さらに、紫外線によるダメージにも注意が必要です。紫外線を浴びると、色素沈着を引き起こす懸念があるため、帽子やサングラスを着用し、日焼け止めクリームを塗って外出しましょう。
目の下のたるみ取り|ダウンタイムに関するQ&A
ここからは、目の下のたるみ取りのダウンタイムに関するよくある疑問にお答えします。
Q施術中や術後の痛みはどのくらい?
A施術中は静脈注射が効いているため、基本的に痛みは感じません。麻酔の注射針を刺す際に、一時的にチクっとした痛みを感じる程度です。また、施術後の3日間は麻酔が切れるため目元が痛むことがありますが、痛み止めを服用すると抑えられるでしょう。
Qコンタクトレンズはいつから使える?
Aコンタクトレンズの使用は、術後1週間後からが目安です。目の下のたるみ取り後は目元に傷がある状態なので、コンタクトレンズの刺激により腫れや痛みが強く出やすくなる可能性があるからです。術後2日〜1週間程度は使用を控えましょう。
どうしても装用が必要な場合は、ワンデータイプのレンズを使用し、処方された抗生剤の点眼薬を併用することで感染リスクを軽減できます。
ただし、目元の状態には個人差があるため、使用再開のタイミングは医師の判断を仰ぐようにしてください。
Qメイクはいつからできる?
A施術内容によって異なりますが、アイメイクは翌日~1週間後が目安です。あくまで、腫れや内出血が落ち着いてからとなります。無理にメイクをすると炎症を起こすことがあるため、担当医の指示に従って再開してください。
Q傷痕は残る?目立たなくなるまでの期間はどのくらい?
A経結膜脱脂術、裏ハムラ法、脂肪注入の傷痕はほとんど目立ちません。表ハムラ法の場合は下まぶたの下側に傷痕が残りますが、6ヶ月程度で認識しにくくなるでしょう。
Qダウンタイムが長引くことはある?
A目の下のたるみ取りの治療後に無理をすると、ダウンタイムが長引く場合があります。医師の指示に従い、負担をかけないように安静に過ごしましょう。不安な方は、施術前に行うカウンセリングでダウンタイムの期間を相談するのがおすすめです。
目の下のたるみ取りのダウンタイムが不安な方はカウンセリングで相談を
目の下のたるみ取りの施術後は、どの方法を選んだとしても少なからず腫れや痛み、内出血といった症状が出ます。ダウンタイムの症状の程度や期間は、過ごし方次第で異なります。医師の指示を守り、安静に過ごしましょう。
アエルクリニックでは、負担の少ない4Dクマ取り®術を行っています。また一人ひとりの特徴を考慮して、治療を進めてまいりますので「目の下のたるみを取りたいけれど、ダウンタイムが不安」という方は、ぜひお問い合わせください。
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【施術の内容】経結膜下脱脂術(4Dクマ取り®︎術)
【施術期間・施術回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります
【費用】¥264,000~¥374,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です
【リスク・副作用等】腫れ・痛み:2日~1週間程度、内出血:1~2週間程度など