
肌育治療とレーザー・高周波(RF)・HIFUなどの美容機器は、作用する部位や目的が異なります。組み合わせが選択肢になる場合もありますが、すべての方に先行する肌育が必要なわけではなく、効果や持続期間には個人差があります。本記事では、ECM(細胞外マトリックス)の考え方と、組み合わせを検討する際の確認点を解説します。
1. ECM(細胞外マトリックス)とは
ECMは、コラーゲンやエラスチンなどを含み、皮膚の細胞を支える構造です。加齢や紫外線などにより皮膚の状態は変化しますが、その程度や美容機器への反応は一人ひとり異なります。肌の悩みがECMだけで説明できるとは限らないため、診察で原因を確認することが大切です。
2. 肌育と美容機器を組み合わせる際の3つの視点
① 治療目的と作用する層を分けて考える
肌育製剤の注入と美容機器による照射では、治療の目的や作用する部位が異なります。Re2Oはヒト由来無細胞真皮基質を用いる注入治療です。製剤の特徴だけで適応を決めず、皮膚の厚さ、乾燥、小じわ、たるみなどを診察して検討します。
② 施術の順番と間隔を確認する
同日または別日に行うかは、使用する製剤・機器、出力、治療部位、肌状態によって判断します。組み合わせによる上乗せ効果は一律ではなく、単独治療が適する場合もあります。
③ 効果だけでなく負担とリスクも比較する
治療を追加すると、費用、通院回数、腫れや赤みなどの負担も増える可能性があります。期待できる変化、ダウンタイム、リスク、総費用を確認したうえで選択してください。
3. 当院で検討する主な組み合わせ
Re2OとRF・HIFU・マイクロ波治療
肌質への注入治療と、引き締めを目的とする機器治療を組み合わせる場合があります。脂肪の量、皮膚のゆるみ、ボリュームの不足などを確認し、治療の要否と順番を判断します。
Re2Oとレーザー治療
毛穴、小じわ、色調など複数の悩みがある場合に、注入治療とレーザー治療を検討することがあります。すべてを同時に行うとは限らず、優先順位や肌への負担を踏まえて治療計画を立てます。
4. 相談時に確認したいこと
肌育を先に行うべきか、機器治療だけでよいかは診察所見によって異なります。相談時には、治療の目的、代替案、施術間隔、期待できる変化、費用、ダウンタイム、リスクを確認してください。現時点で、組み合わせ治療が単独治療より常に優れているとは一律にいえません。
アエルクリニックでは、患者様に安全かつ納得して治療を受けていただくため、医療広告ガイドラインに基づき、自由診療における標準的な目安やリスクを事前に開示しております。
治療の内容・方法:
お肌の真皮層へ直接、必要な美肌・皮膚構造成分(Re2Oなどのヒト由来ECM製剤)を専用の注入器や手打ちにて均一に届ける注入治療、およびレーザー・高周波(RF)・マイクロ波などの各種医療機器を用いて皮膚組織へ適切な熱刺激を与える施術です。
標準的な費用(税込):165,000円/本 ※麻酔代別途。
すべて公的医療保険が適用されない自由診療(自費)となります。具体的な費用は部位や使用する機器・製剤、ショット数や組み合わせプランによって異なりますが、一般的な肌育治療・マシン治療の単回費用相場は数万円〜十数万円程度となります。詳細な料金は当院の「料金ページ」をご確認いただくか、カウンセリング時に明朗な総額をご提示いたします。
標準的な治療回数・期間の目安:
必要な回数や施術間隔は、使用する製剤・機器、治療部位、肌状態、目標によって異なります。単回または複数回の治療を検討する場合があり、診察時に予定と総費用をご説明します。
主なリスク・副作用・注意事項:
注入治療(Re2Oなど):施術直後から数時間はポコポコとした一時的な膨疹(微細な隆起)が見られますが、通常は数時間〜24時間程度で自然になじみます。注入時の針穴による赤み、軽度の腫れ、ヒリヒリ感、一時的なむくみが生じる場合がありますが数日で落ち着きます。内出血(青あざ)が生じた場合は、消失までに1〜2週間ほどかかる場合があります(いずれも翌日からメイクでカバー可能です)。※ヒト由来成分(hADM)を含む製剤を注入した後は、献血を行うことができなくなりますのでご注意ください。
マシン治療(HIFU・RF・オンダ等):照射直後に熱感や一時的な赤み、軽度の腫れ、微細な点状出血、乾燥が生じることがあります(通常数時間〜数日)。稀に軽度の火傷や色素沈着、一時的な神経の違和感が起きるリスクがあります。
施術当日は激しい運動、長時間の入浴、サウナ、多量の飲酒など、血行を過度に促進させる行為はお控えください。また、施術後のデリケートなお肌はバリア機能が一時的に低下するため、徹底した「保湿ケア」と「紫外線対策(日焼け止めの使用)」を行い、過度な摩擦やスクラブ洗顔などは避けてください。
施術を受けられない方:
妊娠中または授乳中の方、施術部位に重度の感染症や皮膚炎・傷跡がある方、ケロイド体質の方、重度のアレルギーをお持ちの方などは、施術をお受けいただけない場合がございます。詳細な適応は医師が診察のうえ判断いたします。



