
目のクマの取り方は、クマの種類(タイプ)によって効果的なアプローチ方法が異なるのをご存じでしょうか。そこで今回は、あなたのクマがどのタイプなのかチェック。種類別に目のクマの取り方をご紹介します。すぐできるセルフケアから「切らない」美容医療のアプローチまで、徹底解説しますので、「美容医療に興味があるけど、痛みや切開に抵抗感があって一歩踏み出せない……」という方は、ぜひチェックしてください。
目の下のクマはどのタイプ?原因とそれぞれの見分け方

目の下のクマは、種類によって原因や解決法が異なります。まずは、ご自身のクマのタイプと、原因・見分け方をチェックしましょう。
血行不良が原因の「青クマ」
血行不良が主な原因で起こるのが、「青クマ」です。目の下の毛細血管の血流が滞ることで、薄い皮膚を通して青黒く透けて見えるのが特徴的。とくに、皮膚が薄い方や色白の方に多く見られます。血行不良を引き起こす原因には、睡眠不足や眼精疲労、冷え性、ストレス、パソコン・スマートフォンの長時間使用などが挙げられます。
見分け方としては、下まぶたを指で軽く引っ張ります。そのときに、クマの色が薄くなると、青クマです。また、ホットタオルを当てると一時的に色味が落ち着く場合や、疲労などで夕方目立ちやすくなる場合も、青クマである可能性が高いでしょう。
色素沈着が原因の「茶クマ」
皮膚の色素沈着が原因で起こるのが、「茶クマ」です。メラニン色素が蓄積することで、目の下が茶色っぽく見えるのが特徴的。主な原因は、紫外線ダメージや頻繁に目をこする・掻くなどの刺激、メイクアップ用品やスキンケア用品によるかぶれが挙げられます。
見分け方としては、下まぶたや目尻を軽く引っ張ってもクマの色に変化がないこと。洗顔後も色が残っている場合や、コンシーラーで比較的隠しやすい場合も、色素沈着による茶クマの可能性が高いでしょう。
肌のたるみ・へこみが原因の「黒クマ」
目元のたるみやへこみが原因で起こるのが、「黒クマ」です。加齢によって皮膚のハリが失われたり、筋肉や靱帯が緩んだりすることで、目の下に影ができやすくなるのが主な原因とされています。とくに、眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる目の下の脂肪が膨らむ、または頬の上部が痩せてくぼむことで、影がより目立ちます。その他、眼窩脂肪により眼輪筋(がんりんきん)が圧迫されると、目元が赤く見える赤クマを併発するケースもあるので注意が必要です。
見分け方としては、目だけを上に向けたときにクマが薄くなるかどうかチェックしましょう。黒クマはたるみによる影なので、光の当たり方が変わると目立ちにくくなり、クマが薄くなる傾向があります。また、朝と夕方で大きな変化がない場合も、黒クマである可能性が高いでしょう。
【種類別】目の下のクマを緩和するセルフケア方法
ここからは、目の下のクマに関してタイプ別にセルフケア方法をご紹介します。すぐに実践できる、タイプ別の目のクマの取り方を簡単に解説していきましょう。
青クマ対策
血行不良が原因の青クマには、目元の温めケアやリンパマッサージといった治し方がおすすめです。マッサージする際は、ホットタオルで目元を温めてから行うと、血流が促進されより効果が期待できます。
目のクマの取り方として実践できるリンパマッサージは、目元の老廃物を流すために耳まわりのリンパを刺激するのがポイントです。まず、両耳の後ろのリンパ節を5~10回指で押すように刺激し、次に耳たぶを横に軽く引っ張って10秒キープ。その後、耳たぶをやさしく揉み、耳下から鎖骨までをなでるように流します。最後に、鎖骨を軽く押して終了です。
入浴後や就寝前に行うと血流が整い、むくみが取れて青クマの改善に役立ちます。強く押しすぎず、心地良い力加減で行いましょう。
黒クマ対策
黒クマができる原因の1つとしていわれているのは、目の下の筋肉「眼輪筋」の衰えです。眼輪筋が弱まると、脂肪が前に押し出されて目の下に影ができやすくなり、黒いクマが目立ってしまいます。目のクマの取り方としては、眼輪筋を鍛える「眼輪筋エクササイズ」が効果的です。やり方は、顔を正面に向け、下まぶたをぐっと持ち上げるように力を入れて20秒キープ。これを、1日15回程度を目安に繰り返しましょう。慣れないうちは鏡を見ながら行うのがおすすめです。毎日少しずつ続けると、目の下の影の軽減やハリアップの効果が期待できます。
ただし、黒クマはセルフケアだけで治すのは難しいともいわれています。根本的な解消を目指せる美容医療のアプローチも、併せて検討してみるのも良いでしょう。
茶クマ対策
目の下の茶色のクマを治すには、色素沈着を防ぐケアと紫外線対策を意識したスキンケアが重要になります。まずは、アスコルビン酸誘導体(ビタミンC誘導体)やニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)など、肌色を整える成分を含むアイクリームを毎日のお手入れに取り入れましょう。朝晩のスキンケアの最後に、やさしくなじませるのが基本です。また、摩擦や強い刺激はメラニン生成を促すため、洗顔やクレンジングは、こすらないことを徹底しましょう。加えて、日焼け止めや帽子で紫外線から目元を守るのも大切です。
すべてのクマに共通する対策
すべてのクマのタイプに共通する対策としては、睡眠・食事など生活習慣を見直すことが大切です。しっかり睡眠時間を確保して、日常的に適度な運動を取り入れるように心がけましょう。食べ物は、肌や粘膜を元気にする「ビタミンA」、血行促進に役立つとされる「ビタミンE」、そしてメラニン色素の生成抑制をサポートする「ビタミンC」を含んだ食材を積極的に摂取しましょう。ビタミンAは、たまご・うなぎ・レバー・にんじんなど、ビタミンEは、ナッツ類やアボカド・かぼちゃなど、ビタミンCは、柑橘類やアセロラ・キウイフルーツ・いちごなどの果物に多く含まれます。
目の下のクマの取り方:美容医療による根本的なアプローチ

セルフケアは、一時的な症状緩和に効果が期待できますが、根本的な解決を目指すなら、医療的なアプローチを検討する方法も1つの手です。ここでは、主な目のクマ治療(美容医療の施術)を3つご紹介します。
経結膜脱脂法
経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)は、下まぶたの裏(結膜側)からアプローチし、目のクマの原因となる脂肪を除去する施術です。皮膚の表面から介入しないため、傷痕が目立つ心配がほとんどなく、施術時間も比較的短いため、切開を伴う他の施術と比べて体への負担が少ない施術といわれています。個人差はありますが、ダウンタイムの目安は、腫れ・痛みが2日~1週間程度、内出血が1~2週間程度です。
レーザー治療
クマ取りの施術として、レーザー治療を視野に入れるケースもあります。レーザー治療で効果が期待できるのは、主に茶クマと青クマです。クマの種類によって、適用の施術が異なります。以下を参考にして、適した治療を選びましょう。
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青クマ |
オリジオアイ、ジェネシス、フラクショナルレーザー |
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茶クマ |
ピコレーザー、Qスイッチレーザー、QスイッチYAGレーザー、レーザートーニング、シナジー |
▼美容皮膚科のページはこちら
https://aelleclinic.jp/wp/cosmetic_dermatology
注入治療(ヒアルロン酸注射・PRP)
目の下のクマやたるみを軽減するための注入治療もあります。例えば、皮膚のくぼみやシワを埋めて、目元にハリやうるおいをもたらす「ヒアルロン酸注射」や、血液中の成長因子を多く含む血小板を利用して肌の再構築を促す「PRP注射」などが挙げられます。手軽に受けられて、注入量を調整できる点が特徴的です。ただし、効果の持続は一時的なものであるため、状態をキープするには定期的なメンテナンスが必要になります。
▼ヒアルロン酸注射のページはこちら
https://aelleclinic.jp/wp/anti_aging#03
目の下のクマにお悩みの方へ!アエルクリニックの4Dクマ取り®術

アエルクリニックでは「患者さまの体に負担が少ない、クマ取りを提供したい」という想いから、切らない脱脂術「4Dクマ取り®術」を提供しています。
「4Dクマ取り®術」は、目袋の脂肪3部位に加えて、目尻にある脂肪(4D部位)も摘出する施術です。「目の下のクマが目立つ」「目の開きにくい……」とお悩みの方は、ぜひアエルクリニック独自の「4Dクマ取り®術」をご検討ください。
▼クマ取り施術ページはこちら
目の下のクマ取り治療に関するQ&A
最後に、目の下のクマの取り方に関するQ&Aをチェックしていきましょう。
施術の痛みはどれくらい?
経結膜脱脂法では麻酔を使用するため、施術中の痛みは基本的には感じません。
なお、アエルクリニックでは、患者さまの体やお気持ちを第一に考え、静脈麻酔を採用。施術中の痛みを徹底的に抑えています。安心して治療をお受けいただくためにも、痛みや麻酔に関するご不明点や心配事がありましたら、カウンセリング時にご相談ください。
一度治療すれば効果はずっと続く?
レーザー治療や注入治療に関しては、継続して定期的な施術が必要になります。
経結膜脱脂法は、物理的に脂肪を除去してたるみやクマを整えるため、基本的には半永久的に効果が持続するといわれています。ただし、生活習慣の変化や加齢によって再びクマが目立ってしまう可能性もあるでしょう。
ダウンタイムの期間はどのくらい?いつからメイクできる?
個人によって差はありますが、経結膜脱脂法では目元の腫れや内出血のピークは通常2~3日程度、大きな腫れは1週間、内出血は1~2週間を目安に落ち着いていきます。また、メイクは施術を受けた翌日より可能です。しかし、施術部位である目元は1週間後を目安に始めましょう。
まとめ
今回は、目の下のクマを治す方法として自宅でできるマッサージなどのセルフケアから、美容医療のアプローチ方法までご紹介しました。まずはカウンセリングでご自身のクマのタイプを知り、症状に合った方法でアプローチしていきましょう。
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【施術の内容】経結膜下脱脂術(4Dクマ取り®︎術)
【施術期間・施術回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります
【費用】¥264,000~¥374,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です
【リスク・副作用等】腫れ・痛み:2日~1週間程度、内出血:1~2週間程度など