
加齢とともに気になってくる「頬のコケ」や、風船の空気が抜けたような「しぼみ肌」。これらは単なる表面の乾燥や水分不足ではなく、肌の土台となる「真皮層」が薄く痩せてしまうことが主な原因です。
当院では、このようなお悩みに対し、真皮の構造そのものを直接補う次世代のスキンブースター「Re2O(リトゥオ/国内名:ブナジュ)」を採用しています。今回は、主成分である「hADM」が、どのようにお肌のボリュームと弾力を取り戻すのか、そのメカニズムを詳しく解説します。
1. 理想的な肌の土台成分[1.1]「hADM」とは
Re2Oの核心となる成分「hADM(ヒト由来無細胞真皮マトリックス)」は、ヒトの皮膚組織から免疫反応の原因となる細胞成分を除去し、真皮の構造(ECM:細胞外マトリックス)だけを純粋に残した生体素材です。
私たちの肌を支える真皮層には、以下の成分が理想的なバランスで存在しています。hADMには、これらが「肌本来のバランス」のまま含まれているのが特徴です。
コラーゲン(約89%): 肌の張力を支える骨組み
エラスチン(約3%): 弾力としなやかさを保つ
GAG(ヒアルロン酸等): 潤いとクッション性を保つ
これらを「肌の[2.1]土台成分」として直接補給できることが、Re2Oの最大の違いです。
2. 頬のボリュームと弾力を取り戻す3つのステップ
従来のスキンブースターは「細胞を刺激してコラーゲンを作らせる」アプローチが主流でしたが、Re2Oは肌の材料を直接「補充」し、以下の3ステップで改善へと導きます。
STEP 1:即時的な構造補填による「厚み」の回復
注入されたhADMの微粒子が、スカスカになってしまった真皮の隙間を物理的に埋めていきます。ヒアルロン酸のように水分を含んで膨らむのではなく、タンパク質の構造体そのものが充填されるため、自然な厚みとボリューム感が生まれます。
STEP 2:自己細胞の「足場」となる
崩れてしまった肌内部にhADMが立体的な網目構造(足場)を作ります。これにより、自身の線維芽細胞が入り込み、活動しやすい環境が整えられます。
STEP 3:自己組織への置き換わり
定着した線維芽細胞が活性化し、新たなコラーゲンやエラスチンを産生します。数ヶ月かけて、注入されたhADMは自身の生きた組織へと徐々に置き換わっていきます(自己組織化)。これにより、長期的に内側から押し返すような弾力が維持されます。
3. ヒアルロン酸注入との違い
頬のコケに対し、ヒアルロン酸注入を検討される方も多いでしょう。両者の違いは以下の通りです。
| 項目 | ヒアルロン酸注入 | Re2O(リトゥオ) |
| 役割 | ジェル状の物質で物理的に形を作る | 真皮層そのものの厚み・密度を育てる |
| 仕上がり | 即時的な変化・輪郭形成に向く | 自然なふっくら感・肌質改善を伴う |
| 持続の性質 | 製剤が吸収されるまで | 自身の組織に置き換わり長期持続 |
Re2Oは、周囲に気づかれないほど自然に「自分の肌そのものを若々しい状態へ近づけたい」という方に適しています。
4. 施術を受ける前の注意点・リスク
Re2Oは安全性に配慮された製剤ですが、医療広告ガイドラインに基づき、以下のリスク・注意事項を必ずご確認ください。
副作用・ダウンタイム
注入後、一時的な赤み、腫れ、内出血、むくみが生じることがありますが、通常は数日から1〜2週間程度で消失します。
注入部位に数日間、虫刺されのような小さなボコボコ感(膨疹)が出ることがありますが、組織に馴染むにつれて目立たなくなります。
稀に微小な結節(しこり)が生じる場合があります。
献血に関する制限
本製剤はヒト由来無細胞真皮基質 (hADM)を使用しているため、厚生労働省・日本赤十字社の規定により、施術後は原則として献血ができなくなります。(ご自身の輸血を受けることは可能です)
自由診療・未承認医薬品等について
本施術は公的医療保険が適用されない自由診療です。
Re2Oは日本国内において薬機法上の承認を得ていない未承認医薬品です。当院医師の判断のもと個人輸入手続きを行っています。
同一の成分・性能を有する国内承認医薬品はありません。
諸外国において:韓国KFDA等の承認を得ています。
万が一重篤な副作用が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
費用:165,000円(税別)/回
5. まとめ

「頬のコケ」や「しぼみ肌」は、お顔に影を作り、実年齢以上に疲れた印象を与えてしまいます。肌の土台成分を直接補い、自己の組織へと置き換えていくRe2Oは、こうしたお悩みに対する非常に理にかなった治療法です。
ご自身の肌状態にRe2Oが適しているかどうか、まずは当院のカウンセリングでお気軽にご相談ください。



